きもの用語辞典 

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・れいえきばいせん [冷液媒染]
常温もしくは冷温で行う媒染染色のこと。多くの植物染料やナフトール染料などがそれにあたり、加温や加熱が必要なものに、酸性媒染染料などがある。三度黒染に用いられるログウッドは冷液媒染に類する。
   
・れいしぐももん [霊芝雲文]
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・れいじゅう [霊獣]
尊く不思議な、実在しないけも。麒麟・龍・鳳凰など。
    
・れいしょく [冷色]
寒色ともいい、涼しい感じのある色をいう。人によって、分類に多少差があるが、普通、青緑、紫色などを含む色を指すようである。「温色」に対する言葉。
   
・れいせん [冷染]
冷えた染液で染色することをいう。また「冷やし染」ともいう。藍草の生葉染などの場合である。またろうけつ染のように染液が高いとろうがとけてしまうものは、冷えた染液で染色する。
  
・れいそう [礼装]
儀礼、または信仰上のことから着用する、晴の服装。冠婚葬祭や宮中の儀礼などにも用いる服装で、正装、準礼装、略礼装などの区別がある。
   
・レース
糸の織り合わせ、編み合わせなどにより、透し地に編んだ紋飾編の生地をいう。手加工によるものと、レース機械により編み上げ、または刺繍するものとがある。また糸自体を編み上げて作る「糸製レース」と織物の生地に針で加工して、透し刺繍を施す「布帛レース」とにも分けられる。いずれにせよ加工に労力と時間を多く要するため、高価なものである。
和装用としては「糸レース」はおしゃれ羽織に、「布帛レース」はきもの、羽織、長襦袢など、初夏から盛夏にかけて利用される。
   
・レーキ
有機顔料の一部属の総称。酸性染料、塩基性染料などの水溶性染料を適当な沈殿剤で不溶性にしたものをレーキという。
   
・レーヨン
化学繊維の一つ。人造絹糸のことで、略して人権とよんだ。木材パルプを原料として作られる繊維で、滑りがよく、さらりとした肌触りと光沢があり、染着効果も高く、大量生産されるために安価である。裏地や半衿地、風呂敷など、広く用いられている。
  
・れんがいろ [煉瓦色]
色の名前。明治中期に煉瓦を使った建物が多く作られるようになり、その煉瓦に煮ているところから名づけられた。
煉瓦色のページへ
   
・れんぞくもよう [連続模様]
模様形式の一つ。一つの単位模様を縦に、あるいは横に、斜めに連続させて全体模様にしたもの。
   
・れんじゅもん [連珠文]
珠を連続させた文様。ササン朝ペルシャで創始され、中国を経て日本に伝わる。円文の縁の円帯部に連珠文をめぐらしたものを連珠円文という。法隆寺蔵・正倉院蔵に残る織物類に多数見られる。

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