虎杖(いたどり) 
  
 虎杖は山野に広く自生するタデ科の多年草で、葉はタバコの代用に、若芽は食用、根は薬用になり、その強い繁殖力から吉祥とされました。むかしはタジヒ(多遅比)といわれていましたが、なぜイタドリを虎杖と書くのかは良くわかっていません。『枕草子』の作者・清少納言も「虎に杖などいらないのに・・・・・」とあるくらいです。
 未開拓の開墾に当たる部族が使用したとも言われていますが、名族・丹冶(丹治比)氏、その一族の中山、黒田氏の主紋です。いわれは、反正天皇がタジヒの咲く井戸で身を洗ったという故事によるものといわれています。


いたどり

参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他

 
     

 

虎杖

虎杖

丸に虎杖

五つ菱形虎杖

 
    

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