(いね) 
  
 イネ(稲、稻、禾)は、イネ科 イネ属の植物。稲禾(とうか)や禾稲(かとう)ともいい、 収穫物は米と呼ばれ、世界三大穀物の1つとなっているのはいうまでもありません。稲は主食で、日本人に最も身近な植物であることから、古くから紋に使われています。この稲(農業)の守り神の熊野神社に奉仕する神官、氏子などに用いられ、熊野信仰の普及にともなって全国に広まりました。全国各地にある稲荷神社の神紋は稲紋です。熊野神社のあたりでは、積んだ稲穂のことを穂積ともススキともいい、鈴木はススキの当て字で、苗字としても全国に普及、稲紋は鈴木一族の代表紋となっています。
 後世、鈴木氏の中には鷹の羽や藤紋に変えた人もいるが、そのほかは、穂積、根本、早川、大関、近藤、岡田、中村、木原、米倉、稲生、米野、大岡、松下、亀井、稲富、など。
 

参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他

 
     

左稲の丸

右稲の丸

変わり稲の丸

束ね違い稲

稲荷抱き稲

     

抱き稲

丸に変わり抱き稲

変わり違い稲

二つ追い稲の丸

左対い稲菱

     

一本稲

稲蝶

一本稲の丸に雀

稲鶴

抱き稲に対い雀

     

包み抱き稲

結び抱き稲

糸輪に立ち稲

変り抱き稲に
陰三星

星付き
変わり抱き稲

     

左変り稲の丸

亀井稲の丸
(抱き稲の苗)

 変わり抱き稲の丸

一本稲の丸

丸に一本稲

     

中輪に
変わり結び稲

二つ穂変わり抱き稲

垂れ穂抱き稲

抱き稲に三つ星

抱き稲に梅鉢

     

抱き稲に橘

抱き稲に鎌

抱き稲に片喰

抱き稲に桔梗

抱き稲に花菱

     

 

抱き稲に三つ銀杏

抱き稲に武田菱

丸に変わり
抱き稲に笠

井筒に
二つ穂稲の丸

 
    

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