円相天地紋(えんそうてんち)
     
  円相 (えんそう)
   
    
 円相物とは、円形の図。しかし、丸にはこのほか「日の丸紋」「餅紋」「輪紋」の三種あり、描かれた図だけでは判別できないこともあります。円相を使用している家は藤原氏長家流の福原氏だけのようです。これは古代中国の「易」の思想からきています。
 『周易説卦伝』は陰陽二元をもって天地と人事を解する占いの本ですが、この書に「乾を天とし、円とする」とあり、日の丸を太陽と表すのと通じるものがあります。これを孔子は「仁」の道で解釈し、円満の思想としました。

参考資料 引用 講談社「家紋と家系辞典」他

     

   

円相

円相

   
    

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  天地・乾坤 (てんち・かんこん)

   
     
 「天地」は一名「乾坤」ともいいます。「天地紋」は天地の広大無辺を表します。形は丸の中に正方形を内接させるか、字抜きに角餅の形で区別が付かないものです。
使用家は深見、山岸、岡田、中村、小森、中尾氏など。

参考資料 引用 講談社「家紋と家系辞典」他

     

   

天地

天地

   
    

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