むかしむかし天照大神が天岩戸に隠れたとき、天の香具山の榊と鈴を手にして、あめのうずめが岩戸の前で踊りぬいた。大神をこの世に再びお出ししたときの榊や鈴は、大切な神器とされた。以来、紀伊の国熊野の神官・鈴木氏はこのしきたりを受け継いで、家紋に榊を用いている。その同族である穂積、亀井、榊氏も用いたほか、神職関係で多く用いるのは、神代以来の神木だからである。
参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他
榊丸に鈴
丸に榊に幣
榊に幣
榊丸
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