錫杖は、僧や修行者が持つ金属性の頭部をもつつえ。杖の頭は塔婆形に作り、数個の環をつけて振り鳴らす。もともとはインドで旅行者が猛獣・毒蛇などを追い払うのに用いたもの。しかしのちには修行者の法具となった。日本にも古くから渡来しており、正倉院の御物にもある。 錫杖紋は、いまは津軽氏の専用紋となっている。伝えによると、坂上田村麻呂が陣中で用いたという。
参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他
錫杖
錫杖蔦
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