立砂(たてすな)
  

 これは古来、謎の紋とされていましたが、「たてつな」と誤読されていため意味不明でしたが、「たてずな(立砂)」と呼ぶことがわかり最近解読されました。貴人の家の車寄せの前の左右に編笠形に丸く盛り上げた砂。車の轅(ながえ)(長柄の意味で牛車の前に長く突き出た棒)や軛(くびき)(轅の先に付け、牛馬の首に当てる横木)をもたせかけるためにつくったもの。
 使用家は、二階堂氏、六郷氏。

 

参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他

 
     

たてすな

    

丸に立砂(三つ立砂)

    
    

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