日本の色名には、固有の伝統的な色の名前が、数多くあります。どの色も、名前をきくだけで、不思議とイメージが浮かんできます。
美しさの微妙な違いを、的確にとらえ楽しむ、日本人の繊細な感覚を、それらの名前から知ることがでます。

  

伝統色名インデックスに戻る

  猩々緋(しょうじょうひ)
 

きもの手帖インデックスに戻る

   

しょうじょうひ16進表記【#e1382e】
RGB(255, 56, 46)
  

【同類語】

猩紅(しょうこう)、猩々茶

【由  来】

動物、色
  




猩々緋色は日本古来の伝統色のひとつで、きわめて鮮やかな赤色のことである。染料の原材料はケルメスという昆虫でしたが、その後ケルメスよりさらに色の強いコチニールカイガラムシが使われるようになった。

「猩々」というのは、オランウータンの和名でもありますが、龍や麒麟などと同じく中国の伝説上の生き物で猿に似ており、酒を好む動物で、顔だけでなく、体毛も赤く、その血はとても赤いとされています。猩々は日本では能や歌舞伎、日本舞踊でも演じられていて、猩々緋色はその猩々の鮮明な赤い色に由来しています。

戦国時代の武将に大変好まれた色で、南蛮船で猩々緋色に染められた羅紗(らしゃ)という毛織物が輸入されるようになると、裾の長い羽織として好んで着用されるようになったとされます。
  
 
 

   
   

拡大画像

拡大画像

拡大画像

   
   
きものは意外と柔軟性に富んでいます
帯だけでなく、帯〆や帯揚げ、かさね衿を変えるだけで、印象はおどろくほど変わります。
同じ色のきものなのに、明るく見えたり、おちついたり・・・・・・・。

着物を楽しむとき、いつもあたまを悩ませるのが、着物と帯や小物のコーディネート、というお話をよく耳にします。そんな時、むかし着物は普段着だったことを考え、自分なりのコーディネートでいいんだという思いにいたれば、お悩みは解決下も同然。そして、少しだけ色あわせになれてくれば、もっと楽しく着物が着れるようになるでしょう。

その日の気分や、お出かけの場所など、あなたのセンスのみせどころ・・・!?
でも、ちょっと自信のない方は、下の特集を参考にして、あなただけのコーディネートを
見つけてみてはいかが。
   
  

このページTOPへ

  大人のピンク術 私に似合うピンクみつけた
   
 私ににあう自分色のピンクを見つけたい、大人のピンク。
   
   

【牡丹系の色】

  

牡丹系

ピンクの中でも最も存在感のある牡丹色。赤紫がにあうのは、大胆にして優雅さをそなえたタイプ。成熟した華やかさを漂わせ、色に負けない強さを秘めています。

帯揚げと帯の色

上が帯揚げ下が帯の色

上が帯揚げ下が帯の色

 
   
   

【薔薇系の色】

  

薔薇系

女性的な甘さと、男性的な活発さを両方持ったタイプ。周囲にも好感をもたれる方で、甘さを含んだ華やかな色が似合います。

上が帯揚げ下が帯の色

上が帯揚げ下が帯の色

 
   
   

【秋桜系の色】

  

秋桜系

秋桜色の中でも透明感のある色。楚々とした淡い色合いに似合う白い肌を持ち、爽やかな印象できものを着こなす品格をもった方です。

上が帯揚げ下が帯の色

上が帯揚げ下が帯の色

 
   
   

【秋桜系の色】

  

秋桜系

もう一つの秋桜色は、赤みを帯びた華やかさをもつ色です。素直で親しみやすく几帳面、優しい秋桜色で、常に周囲を和ませる方です。

上が帯揚げ下が帯の色

上が帯揚げ下が帯の色

 
   
   

【梅系の色】

  

梅系

一見、甘い色ですが、この色が似合うのはクールで理知的なタイプ。持ち前のさっぱりとした印象できれいを着こなします。

上が帯揚げ下が帯の色

上が帯揚げ下が帯の色

 
   
   

【桜系の色】

  

桜系

効率的に物事を運ぶ右脳派でありながら、目立つことは好まず控えめな印象を与えます。透明感のあるピンクを選んで、エレガントかつモダンな装いを。

上が帯揚げ下が帯の色

上が帯揚げ下が帯の色

 
   
 

このページTOPへ

 
   
 

この記事は世界文化社 「婦人画報2007春」から引用しています