■ 四君子文様(しくんしもんよう) |
四君子文様とは、高潔で気品がある4つの植物、蘭(らん)、竹、梅、菊を組み合わせた文様のことで、中国では吉祥文様として扱われ、また春は蘭、夏は竹、秋は菊、冬は梅と四季を通じて画題の題材として用いられます。四君子文様は4つの植物がすべて揃った文様をさすので、いずれかが描かれたものはそうよびません。吉祥文様なので、礼装の着物や袋帯に用いられます。
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■ 有職文様(ゆうそくもんよう) |
有職文様は「ゆうしき」文様ともとばれ、中国から伝来し日本に定着した模様とされています。有職とは、平安時代の宮中の儀式や行事に関する研究者や学者を有識者とよび、その有識者たちが着用していた衣服の模様が有職模様であったことから、こうよばれます。有職文様には、鳳凰(ほうおう)紋、雲鶴(うんかく)紋、立湧(たてわく)紋、菱(ひし)紋などがあり、格調高い文様として着物や帯などに用いられています。
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■ 吉祥文様(きっしょうもんよう) |
吉祥文様とは、おめでたい、縁起のよい模様をいい、礼装の着物や袋帯などに用いられます。動物の文様では鳳凰(ほうおう)、鶴、亀、獅子、竜など、植物の文様では牡丹(ぼたん)、松竹梅、霊芝(れいし)など、そのほか扇(おおぎ)、熨斗(のし)などがあります。
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・長寿 |
丹頂鶴と蓑亀 |
「鶴は千年、亀は万年」といわれ代表的な日本の吉祥文様。鶴は単独でもよく使われる。夫婦睦まじい老境の象徴。
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松竹梅 |
中国の歳寒三友に由来するが日本では吉祥文様として普及。三つのうち一つか二つのみでも用いられる。
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・富貴 |
七宝 |
「七宝」とは仏教典に載る「七つの宝」で富貴を表し、かつ無限に連鎖する金輪の交叉から成る文様のため、「無限の子孫繁栄」などを表す。家紋・屏風の裏紙の模様などに用いられた。
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打ち出の小槌 |
民話に登場する魔法の道具。富の神大黒天の持物でもある。
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・多産 |
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・夫婦円満 |
鴛鴦 |
オシドリは見た目も美しく、番で生活することから婚礼にまつわる贈答品などによく扱われる。
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貝桶 |
ばらばらにした貝殻の中から一対の貝を当てるゲーム「貝合わせ」の道具。大名の嫁入り道具でもある。
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・発展 |
扇 |
先端が広がった形から将来の展望が広いことをあらわす。
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鯉 |
「鯉が試練を超えて竜に変身する」という中国の伝説から立身出世の象徴となった。
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・栄光 |
龍 |
昔、五本指の龍は皇帝のみ使える紋章であった。天に昇るイメージから発展の象徴にもなる。
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・健康 |
麻の葉 |
麻が生命力が強い草であることから、産着に麻の葉模様をつけて幼児の健康を祈った。
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