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           喪の装い(立場・TPO別)

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  七五三のしおり
 

1・ 七五三の日時

5・ 母親の装い

2・ 三歳児の祝い着

6・ 七五三の歴史

3・ 五歳児の祝い着

7・ 神社へ参拝

4・ 七歳児の祝い着

8・ こどものあげの仕方と男児着付け

 
  ■ 七五三の日時 ■
 

お祝いは数え年でされる方が多いですが、満年齢でお祝いされる方も増えています。

日程の由来


 三歳、五歳、七歳と成長の筋目に近くの氏神様に参拝して無事成長したことを感謝し、これからの将来の幸福と長寿をお 祈りするのが七五三の行事。もともとは宮中や公家の行事でしたが一般的に広く行われるようになりました。
乳幼児の死亡率が高かった昔は七歳までの子供は神の子とされ七歳になって初めて社会の一員として認められたそうです。七五三の行事は三歳の男女ともに「髪置き:髪をのばしはじめる」、五歳男子「袴着(はかまぎ):はじめてはかまをつける」七歳女子「帯解き:帯をつかいはじめる」のお祝いで、明治時代になって現代の七五三として定着しました。

 11月15日は、日本の祭りが集中する霜月の十五夜にあたり、収穫祭にも相当しています。 旧暦では11月は冬祭りのシーズンに入っていて、ちょうど次の新年に改まる直前のお祭りで、子供たちが大きく飛躍することを祈願するのにふさわしい折り目でもありました。
 また、将軍徳川綱吉の子、徳松がこの日にお祝いしたので15日になったという説もあります。 一応お参りは、11月15日(が平日だったらその前の日曜日)に集中しますが、七五三もお宮参りと同じく、あまりしきたりにとらわれず、都合の良い、お天気の吉日にするのが良いですよね。
最近では写真をとりにいったりするのも15日は大変込みあうので、10月末から11月中の休日に写真をとって、そのままお参り、ということも多いようです。

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  ■ 三歳の祝い着 ■
 

髪置きの祝いは、髪を初めて伸ばす儀式です。  
無事に三歳まで育つことができた深い喜びが、この祝いにこめられています。
三歳児まだ体も小さいので、着物は軽く仕立てたものを選び、無理のないスケジュールをくんであげましょう。

  • 男の子の祝い着 
    ・羽二重熨斗目(はぶたえのしめ)模様の紋付二枚襲(かさね)にへこ帯


    ・袖無し羽織
  • 女の子の祝い着
    ・総柄友禅または無地のぼかし染などの綸子や縮緬を四つ身仕立てにします。
    ・重ね下着は、表と配色のよい縮緬や紋綸子で、上着が柄物なら緋などの無地か染鹿の子などを。   
    ・襲は赤かピンクの可愛い柄で比翼仕立てにしたものが着やすく便利で着くずれも防げます。   
    ・祝い帯は文庫、ふくら雀などの可愛らしい作り帯にします。しごきを結び胸もとに筥迫(はこせき)をはさみます。   
    ・帯を結ばない時は、へこ帯を結び、被布(ひふ)をきせ、きものと被布を対にし、紅白の被布飾りをつけます。

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  ■ 五歳男児の祝い着 
 

袴着の祝い・・・男の子が基盤の上で恵方を向き、初めて袴をつける儀式です。

五歳男児の祝い着   
・羽二重(はぶたえ)の五つ紋付熨斗目模様、又は色紋付の長着とそろいの羽織を合わせます。   
・下着は白羽二重の比翼仕立てにし、袴は黒・紺・茶の無地か、のし目模様のある羽織、仙台平の派手な稿柄です。   
・紋絞りの各帯に畳表の草履、白い扇子を持たせます。

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  ■ 7歳女児の祝い着 
 

帯解きの祝い・・・付紐をとった本裁ちのきものを着て、初めて帯を締めて祝う儀式です。

七歳女児の祝い着   


・きものは、体に合わせて、肩上げ、おはしょり、または腰揚げをした友禅模様の絵羽つけや総柄の友禅模様を用意します。   
・襲は、縮緬や綸子の赤やピンクの紋織り無地か鹿の子絞りの無垢仕立てにして揃えるのが正式ですが、子供にとっては比翼仕立てのほうが楽です。   
・長襦袢は、前身頃から衿をかき落とす四つ身裁ちで、袖は無双袖、裾は引き返し、裄と着丈は長めにして肩揚げ、腰揚げをしておきます。    
・帯は、つくり帯より丸帯を用いて可愛らしくし、帯締めは、綿織りなどの丸ぐけか紅白の組みひもを用います。帯揚げ赤い鹿の子絞り、しごきを結んで筥迫をはさみます。   
・草履は畳表のぽっくり(木履)か布製のものがよいでしょう。

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  ■ 母の装い 
 

七五三は日本古来の伝統行事として、子供の成長を祝う家庭行事の一つです。この日の主役は子供であり、父母、祖父母は脇役に徹します。

子供の装いが振り袖・袴姿など伝統にそったものでしたら、母親もそれに近い礼装になります。訪問着、付下げ、色無地、江戸小紋などの落ち着いた着物に袋帯などを合わせます。子供がくだけた装いでしたら小紋がよいでしょう。

神社に詣でるのですから、少し改まった装いをしたいもの。付け下げくらいがあまりおおげさにならず、よいでしょう。無理に地味な装いをせず、喜びの気持ちを素直に表現してください。

七五三は子供にとって、生涯一度の行事です。親と子供の暖かい記念日となるので、気持ちを込めて素敵な思い出を作って下さい。

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  ■ 七五三の歴史 
 

七五三は、宮家や公家・武家で行われていた儀式が習合されたものといわれる

 <髪置(かみおき)>
 3歳の男女が、それまで剃っていた髪を長く伸ばし始める儀式
 男女とも生まれて7日目の「お七夜」に産毛を剃り、3歳までは坊主頭でいた

 <袴着(はかまぎ)>
 5歳の男子が、初めて袴をつける儀式
 宮中では、礼宮様を碁盤の上に立たせ、袴付の役人が袴の紐を結ぶ儀式が行われる

 <帯解(おびとき)・紐落(ひもおとし)>
 7歳の女子が、それまでの紐付きの着物に代わって、本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする儀式

 江戸時代
初期
 1681年(皇紀2341)天和元年11月15日
 徳川五代将軍 徳川綱吉の子 徳川徳松の成長を願う祝宴が盛大に行われたことが由来ともいわれる

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  ■ 神社への参拝 
 

家族そろって神社へお参りし、子供の無事を感謝し、今後の健康育成をお祈りします。

神社でお祝いをしてもらう場合はあらかじめその神社の社務所に申し込んでおきます。
神社には蝶結びの水引をかけた祝儀袋に「初穂料」「御玉串料」と表書きをし、お金を納めます。 お宮参りと同じで、社務所に申し出て、神官のお祓いを受け、祝詞(のりと)をあげてもらいます。

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